アルファリポ酸

アルファリポ酸とは

強力な抗酸化作用のあるビタミンB群の一種です。

アルファリポ酸は細胞の重要なエネルギー代謝に関わっているビタミンB群の1つです。強力な抗酸化作用があり、体内で使われたビタミンCやビタミンEをリサイクルさせる効果があります。肝臓の代謝を改善したり、食中毒等に対する解毒作用もあります。
さらに自らが抗酸化物質として作用するだけではなく、他の抗酸化物質(ビタミンA、C、Eやグルタチオンなど)を再生させる働きもあることが知られています。

アルファリポ酸は補酵素として代謝やエネルギー生成をサポートする一方で、体内であらゆる理由(食べ過ぎ、飲み過ぎや肥満、タバコ、ストレス、紫外線、農薬、電磁波等)から発生する活性酸素を、あらゆる臓器において細胞レベルで強力に消去する働きもあります。

主な効果

糖尿病の改善・動脈硬化関連疾患(虚血性心疾患や脳梗塞)の改善
多発性硬化症の改善・認知症の予防、改善
がんの発生・がん細胞の増殖抑制、再発予防

この治療に適している方

  • 日頃から美容と健康を意識している方
  • ダイエットをしていても効果が表れない方
  • 癌、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病全般予防
  • 激しい肉体疲労の方

治療方法

点滴による治療を行います。
αリポ酸はビタミンCをリサイクルし抗酸化力をよみがえらせるので、ビタミンC点滴後に行うとより効果的です。

考えられる副作用

アルファリポ酸はもともと体内で生産される物質のため、大量に摂りすぎなければ副作用や過剰症はまずありません。
大量(1日1200mg以上)に投与したときの副作用として、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、倦怠感、不眠が見られます。 血糖を低下させる作用があるので、血糖降下剤を服用中は注意が必要です。アレルギー反応として発疹やかゆみが見られることがあります。尿の臭いが強くなることもあります。
アルファリポ酸はビタミンBの消費を亢進させるので、点滴終了後にビタミンB群製剤を追加する場合があります。

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